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エニースクールについて

エニースクールとは、だれでも、いつでも、どこでもまなびをはじめられる場所や環境、思想の総称です。

運営元である私達、久遠が2022年10月の立上げの際に目標に挙げた取組のひとつです。発端は当時、余儀なく不登校になってしまった子ども達との出会いです。

学校以外でのまなびの場を選択することになった子ども達とは『フリースクールRan』や『久遠』の活動を通して出会いました。

そして、その子ども達の保護者様が抱えていたのが我が子の将来に対する漠然とした不安でした。数々のご相談をお聞きしている中で「親を含め、周囲の大人は子どもが不登校になった途端に、なぜその子の将来まで不安になるのだろう?」という疑問を持つようになりました。

もちろん、みんなと同じ様に学校へ行けなくなってしまった、と考えると親として、「なぜ、うちの子だけ・・・」と思ってしまうのも理解できます。

しかし、共通しているのは冷静かつ客観的に見たとき、そうなった背景には親御さんからのお話だけで判断できない、子ども達自身が抱えている理由や原因があるのではないか?

と思っていましたので、ご相談の内容にもよりますが基本、私どもの対応としては、それらを踏まえた上で行ってきました。

しかし、背景は違えど、結局のところ保護者様の望みは『不登校の我が子に学校に行ってほしい』というのが殆どでした。

そして、我が子の先の将来に不安を抱き焦り嘆く姿を見てきました。

そこには親としてしての我が子への理想や希望だけが押し出され、当事者である子どもたちの想いは横に置かれてるようにしか見えませんでした。

考えれば考えるほど疑問は募りました。

「学校にさえ行っていれば問題なし、ということになるのだろうか?」
「これって本当にその子の将来のことを考えているのかな?」

 「子供の気持ちが置き去りになっているのでは?」
と思ってしまいます。

そんな悶々とした日々を過ごしている中で様々な意見や見解にも出会いました。その中で私どもなりに納得した考えもありました。

それは、もしもお子さんが学校へ行きたくない!と言い出した時の対抗策として、文部科学省が推奨している「今、求められる力を高める 総合的な学習の時間の展開」という内容でした。

簡単に言えば、『日本の学校教育自体が、これまでの詰込型の教育ではなく、個々の能力を最大限に伸ばす探究型の教育を推進している』ということになります。

最近の身近な変化としては、学校へ行けなくなった児童に対する学校側の対応にも顕著に現れてきているようにも思います。

それは従来の学校の教育は行事ごとが多いことからも解るように、集団生活や集団行動などの『集団』に重きを起き、統率力のある国民を育成することが目標だった様に思います。

しかし、昨今の文部科学省の発表の内容からは、集団よりも個人が優先される様になっているのだから、場合によっては無理に学校へ行かせる必要がないという対応が増えてきているのは一目瞭然でした。

では、この状況も踏まえて私達が抱いた疑問を再度解析してみると、実際には「学校に行けなくなったことがリスクではなく、学校に行けなくなった後に学べる場所がないことがリスクではないのか?」という別の見解に達しました。

こう考えると今足りていない環境や、やるべきことが明確になってきました。そこで考えたのが『おとなも知識や思考をアップデートできる場所』の必要性でした。

そして、本来憲法において「能力に応じて、等しく教育を受ける権利」が守らている仕組みもありながら「おとなも子どもも関係なく誰もがいつでもどこでもまなべる!新しい学校」が必要であると・・・

そこで私達久遠は、ひとりの人間として個々の能力を成長させるためにアップデートすることができたり、欲求のままにまなぶことができる環境が必要であると思うようになり、エニースクールを開校することを決意いたしました。

知識と経験の不足から起こる不安や疑問、溢れる情報から自分にとって必要な本当に正しい事を見極める事のできる思考をつけるまなびをします。

ですのでエニースクールには、子どもからおとなまでの誰もが等しく学びたいと思った時に、個々に必要なまなびを受けられる環境でありたい!との思いが込められています。

いまや何が起こるのか予想もつかないこの時代を生き抜くためには、自分の身は自分で守らなければなりません。家族を守りたいのであれば、家族を守れる自分でいなければなりません。

そのためにはエニースクールでまなびをはじめるにあたり、少しの心構えが必要になります。

簡単に理解ができるように対処方法(答え)を教えて下さい!と教わる方法は、これまでの詰込型の教育で役に立たないことは実証済みですので同じことを繰り返す必要はありません。

これからのまなびに必要な基本的な考え方として、自分のためであるはずのまなびは誰かのためになり、いずれは社会のためになる!という思考のもと、新たなまなびをはじめられるのかどうか?だと思います。

必要なのは「まなびたい!と素直に願うあなたの気持ち」と「他者を思いやる心の余裕」です。
今のあなたにこのふたつが備わっている自信がないのであれば、エニースクールでのまなびをはじめるのは今じゃないのかもしれません。

そして、まなびはじめるのはこの自信が備わってからでも遅くはありません。

失敗することを恐れず、むしろそれを糧とし成功へと繋げる、他者を敬い、再チャレンジできる場所!それがエニースクールです。エニースクールは、あなたと共に近い未来のためのまなびをはじめられる時を楽しみにしています。

 
 


 

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